鳥獣人物戯画!甲乙丙丁の4巻から!誰がいつ何のために描いた!

こんにちは! アツボ―です。

今日は、歴史秘話ヒストリア

「みんな大好き! 国宝 鳥獣人物戯画」

2021年1月27日(水) 22時30分~23時15分 の放送内容

に基づき

「鳥獣人物戯画!甲乙丙丁の4巻から!誰がいつ何のために描いた!」

と題して書いてみました。

どうぞ皆さんご覧ください!

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鳥獣人物戯画!甲乙丙丁の4巻から!

出典元:https://www.yahoo.co.jp/

鳥獣人物戯画は、

京都市右京区の高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物で

国宝です。

現在の構成は、

甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻からなります。

内容は当時の世相を反映して動物や

人物を戯画的に描いたもので、

呼絵に始まる戯画の集大成といえます。

特にウサギ・カエル・サルなどが擬人化されて

描かれた甲巻が非常に有名ですね!

一部の場面には現在の漫画に用いられている

効果に類似した手法が見られることもあって、

「日本最古の漫画」とも称されます。

成立については、各巻の間に明確なつながりがなく、

筆致・画風も違うため、12世紀 – 13世紀

(平安時代末期 – 鎌倉時代初期)の

幅のある年代に複数の作者によって、

別個の作品として制作背景も異にして描かれたが、

高山寺に伝来した結果、鳥獣人物戯画として

集成したものとされます。

作者には戯画の名手として伝えられる鳥羽僧正覚猷

擬されてきましたが

それを示す資料はなく、

前述の通り各巻の成立は

年代・作者が異なるとみられることからも、

実際に一部でも鳥羽僧正の

筆が加わっているかどうかは疑わしいようです。

現在は甲・丙巻が東京国立博物館

乙・丁巻が京都国立博物館に寄託保管されてい

ます。

鳥獣人物戯画!誰がいつ何のために描いた!

出典元:https://www.yahoo.co.jp/

いつ描かれたのか!

●甲巻・乙巻が平安時代末期、

丙巻が鎌倉時代初期、

丁巻がそれよりやや後に

描かれたとされてきましたが

異論もあるようです。

甲巻・乙巻の制作は後白河院の

治世の頃と考えられています。

●前半が人物戯画、

後半が動物戯画となっている

丙巻の人物戯画の制作も

平安時代にさかのぼると思います。

だいたい、甲巻や丙巻動物戯画のような

擬人化された動物による遊戯絵巻が

最初に描かれるのは妙ですよね!

丙巻人物戯画であれば、

これは当時の平安京で実際に

見られた場面ばかりです。

町で遊んでいる人たちの様子をスケッチして、

レパートリーとして持っておこうと考えた

絵師がいたとしても不思議ではないでしょうね!

まず最初に人物戯画が描かれ、

次いでそれを動物に置き換えた絵巻が描かれた!

発想の順序として、

その方が自然ではないでしょうか!

●丁巻の作者はあきらかに

甲巻や丙巻を見ておりますね!

それらに登場するモティーフを

踏まえて描いているのでしょう。

擬人化された動物が演じていた遊戯や儀礼を

人間が模すという逆説性こそ、

この巻の見どころのように思われます。

誰が描いたのか!

●鳥羽僧正や定智その人が

「鳥獣戯画」の作者ということはないにしても、

諸点を踏まえると、彼らのような人物こそ

作者像として無理がないように思われます。

すなわち、宗教界と宮廷社会の両方の

画事に接し得る立場にあって、

かつ仏教側に属するということです。

「鳥獣戯画」は、そうした何人かの人物たちによって、

私的に描き継がれた絵である可能性が高いようです。

何のために描かれたのか!

出典元:https://www.yahoo.co.jp/

「鳥獣戯画」は、

筆者・鑑賞者・注文主のいずれもが不明です。

ふつうの絵巻と違って詞書もないので、

どういう意味があるのかもわかりません。

明治以降、主に甲巻を対象として、

200本以上の論文が発表されていますが、

主題について定説はないのです。

オーソドックスなところでは

貴族や僧侶を動物に喩えて諷刺したというものから、

安徳天皇など非業の死を遂げた人物の

鎮魂のために制作された可能性を説く意見、

寺院において童蒙書の役割を

はたしたのではないかとする

説までさまざまです。

いかがだったでしょうか!

今日は、最後までご覧頂きありがとうございます。

皆様のお役に立てれば幸いです。